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ママレード・ボーイ (1995)

遊はある日突然両親から二人が離婚してもう一組の夫婦とそれぞれパートナーを交換して再婚するつもりであることを告げられる。しかも、相手方の小石川家には光希という女の子がいるが、親子関係をかえないためにもみんなで一緒に暮らすというのだ。表面的には無表情を装っても内心では納得できない遊はある日、両親のドライブの誘いを断って街へ出かけていく。雑踏に疲れ、誘われるようにしてやってきた静かな公園で熱心にテニスの練習をしている女の子を見かけた遊は、彼女のかろやかな動きや真剣な表情、子供たちとの無邪気な微笑ましいやりとりを見るうちに次第に惹かれていく。ふと気づくと彼女は子供たちを追いかけて立ち去っていたが、遊はそこに「M・K」というイニシャルの入ったテニスのリストバンドが落ちているのを見つけるのだった…。