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四畳半襖の裏張り (1973)

大正時代。芸者の花清は、旦那の横井をめぐって同業の染八と相争っていたが、染八が横井の男児を生み落としたことからライバル対決に決着がつき、横井に捨てられることに。ある日、染八の家に乗り込んだ花清が赤ん坊を奪って逃げ出したところへ関東大震災が発生。そして時は流れて昭和10年代。花清は、今の旦那・小宮山のおかげで置屋の女将の座に収まり、染八から奪った子・正太郎をわが子として育てながら幸せに暮らしていた。