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黒い十人の女 (1961)

監督・市川崑、脚本・和田夏十の、浮気性の男と妻、そして9人の愛人たちが織りなすブラックコメディ。 テレビプロデューサーの風松吉は、美しい妻・双葉がいながら、9人の女と浮気していた。妻と愛人たちはお互いの存在をそれとなく知っており、松吉が浮気者であるという事も重々承知しているものの、なぜか松吉から離れられないでいた。 あるとき妻と舞台女優で愛人の市子とで松吉を殺す計画が持ち上がる。それは計画を立てることで松吉への鬱憤を晴らすための架空の計画であったのだが、気の小さい松吉は愛人たちが自分を殺そうとしていると思いこみ妻に相談する。妻はあっさり計画を認めた上で、二人で愛人を一掃するために、愛人を集めて松吉を糾弾する会を開き、その席上でピストルで松吉を殺したように見せかけるという狂言殺人を行うことにするが…。